2008/12/19

港支部主催
年末懇親会(ホテルパシフィック東京にて)

料理人の多彩な技が光る、年末懇親会開催

12月1日、東京・品川にあるホテルパシフィック東京にて、港支部の年末懇親会が開催され、会員を始め食品メーカー担当者など130人が集まった。
はじめに、ホテルパシフィック東京総料理長である栗原信之港支部長は「飲食業にとって逆風の時代になっていますが、今こそマンパワーが試される時だと思います。強い力を蓄えましょう」とあいさつした。続いてホテル京急の玉井和博代表取締役社長は、「司厨士という言葉に歴史的な重みを感じます。『卵を割らねばオムレツはできない』という言葉があります。皆さんに、世界に向けて新たな料理の在り方を発信していただきたい。研究心を高め、各事業所が発展できるように祈念いたします」と話した。
 会場では同ホテル調理部の村上幸司氏が1日半かけて作り上げた「おもてなし」をテーマにした氷彫刻や、調理部の越智雄三氏が4日間かけた季節を表現したフルーツカービングが華を添えた。また、同ホテル2階にあるセラーバー「エルベンセドール」に勤務する小林淳氏によるカクテル実演も行われ、「クロシェットノエル」(クリスマスベル)と名付けられたカクテルを流麗なパフォーマンスで仕上げ、会場を盛り上げた。

 檀上では、東京都優良調理師知事賞3人と調理師法施行50周年記念大会会長賞受賞者6人の発表が行われ、長年調理師として努めてきた会員が表彰された。調理師法施行50周年記念大会会長受賞者を代表してあいさつした大関仁氏は、「調理師は段取りが大事と言われて育ってきた。今、調理という言葉の重みをひしひしと感じている」と述べた。

 また、料理に関して洋食調理長の矢部喜美夫氏から説明があった。ホテル内レストラン「ピコロモンド」でのスペインフェアや「ブフ・ドール」でのフランスフェアで人気があった料理に加え、心づくしの和食、洋食、中国料理が並んだ。豪華景品が当たるくじ引き大会も行われ、楽しい年末懇親会となった。





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