2009/8/31

TEPCOキッズクッキング 報告 
8月20日開催

クラブエル・アーバン レポート 佐藤 理香

春に続いて夏の「シェフから学ぼう食の料理教室」が東京電力TEPCO渋谷館で行われました。
私達クラブエル・アーバンは料理体験を通じた食育の普及活動を行っており、毎年春休みと夏休みに東京電力主催のキッズクッキングを開催しています。
今回は親子で27名。13人の小学生が参加してくれました。サポートスタッフは14名のほぼマンツーマン体制です。
メニューは
「魚介類とマンゴーフルーツのクレープ包み」
「色々野菜のガスパチョ」
「バターライス」

クレープ包みは茹でたエビとホタテ、マンゴーをクレープで包みクリームソースをかけたものです。
今までの中で調理が一番難しかったメニューではないでしょうか。くるくる菜箸を回しながらクレープをひっくり返すのに悪戦苦闘の連続でした。しかし何枚か焼くうちに徐々にコツをつかみ上手に焼けるようになりました。
出来るようになる喜びを感じられたと思います。また、エビは火を通すと赤くなることや柔らかかったホタテが加熱することにより弾力を帯びることを体験しました。
ガスパチョはトマト、ニンジン、キュウリ、セロリなど夏野菜をたっぷり使った飲む野菜サラダです。
自分達の手で各材料の感触、香りを確かめながら野菜を刻み作ったスープは苦手な野菜が入っててもへっちゃら。最後まで残さず食べてくれました。完成した料理は親子で試食。「上手に野菜切れたよ」「クレープが一番大変だったよ」「エビはゆでる赤くなるんだよ」...苦労した事や上手く出来た喜び、学んだ事を一生懸命母親に伝えようとする子供達の目はキラキラと輝き新しい発見に頬を紅潮させ、満足感と達成感に満ちている様でした。
自らの手で料理することにより食への興味も深まり料理をする母親の大変さを知ったと思います。

活動を始めて二年。自身も少しずつ教えることに慣れてきました。子供達に料理を教えるのはとても大変です。教えるということは自分自身がきちんと素材の知識を勉強し調理手順を理解していないと指導できませんし、疑問に答えるためににはより専門的な知識も必要とされます。
私はより知識を習得するために一昨年から食に関する資格取得に励んでいます。この教室に参加するようになってから私自身、食への関心がより深まり日々の中で勉強しなければならないと痛感する様になりました。
次の料理教室までに少しでも成長出来るように、どうしたらより多くの参加者の皆様に作る喜び食べる楽しみを伝えることができるのか日々努力し、より良い料理教室を目指したいと思います。
協会の活動を応援してくださる職場の上司や周囲の皆様への感謝を忘れずに食育の普及や仕事を頑張っていきますのでよろしくお願いします。


クラブ  エル・アーバン
品川プリンスホテル
洋食食堂部ハプナ調理 勤務 佐藤 理香





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