2011/11/30

仙台市宮城野地区でのボランティア報告(11月26日土曜日開催)

企画事業部

前日24時に東京駅前を出発したボランティア要員約80名を乗せたバスは東北道をひた走り宮城県仙台市へと向かい翌朝8時過ぎ仙台港の背後地にある6号公園に到着しました。
現地は今回の津波で家屋を流された被災者の方々が生活する100棟の仮設住宅地区です、トラックとバスの荷台から手早く荷卸して早速『宮城野地区元気食堂』と名付けられた会場作りに取り掛かります手分けしながらテント設営班、フリーマーケット班、汚泥清掃班などの各班が準備を進め我々の炊き出し班は12時の店開きを目指します。
NPO法人power of japan との共催で今回は炊き出し、無料フリーマーケットに加えてヘアカットの美容室もオープンして別動のトラック部隊を含めると100名を超える人員での活動となりました。
フリーマーケット会場には過去半年間に行政や各窓口に寄贈されながら配布手配がしきれ無かった善意の品物6000点を含め食品、日用品、雑貨、衣類など多くの物品が並べられ皆さんに使ってもらい他の自転車などの目玉商品はお楽しみ抽選会での提供となりクジ引きが行われましたお目当ての商品が当選のたびに歓声が飛び交い大いに盛り上がりました。
集会室の仮設美容院から出てくるご婦人達は丁寧にカットされ綺麗に仕上げられた頭に自然と笑顔が浮かびます。
炊き出し組は12時開始に備え準備を進め定番ながら皆さんに毎回喜ばれるステーキにジンギスカン丼、鯨肉入り特製カレーそして飲茶類、中華スープなど盛りだくさんのメニュー作りを進め定刻前の会場には順次400名近い方々が参集し長い列ができてきました。
県警の災害派遣隊員さんは最後まで整理にあたってくれスタッフの再三の勧めに終了間際には遠慮しながらも避難家族と共に試食してくれるなどテント内は日頃の苦労を一刻忘れ笑顔と近況報告の楽しげで元気な声が飛び交います、そんな中酒井シェフに『前回の気仙沼地区では大変お世話になりました』とわざわざお礼を言いに駆けつけてくれた皆さんも見えて肩を叩き合い活気溢れる楽しい交流会場となりました。今回も用意した食材の全てが完売という嬉しい結果となり我々一同夕刻には多少疲れても心地良い、心暖まる気持ちでの帰路となりました。
ボランティア活動が週末と重なり協力したくても現地活動がなかなか実現しない方々にも食材或いは出発前の切り出し準備の手伝いとご協力頂き深く感謝申し上げます活動が尻つぼみで消滅することの無いよう次回予定の来年2月にも再度のご協力をお願い申しあげます。
                    専務理事 佐藤秀一


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