2012/6/20

醤油の郷「小豆島」

香川県 高松リポート高松東急イン シェフ 反町 政広

小豆島は醤(ひしお)の郷といわれています。醤油です。今現在でも明治時代に建てられた醤油工場や、もろみ蔵が現役で活躍しています。また、地域トップシェアを誇るマルキン忠勇醤油工場をはじめ、最盛期には大小あわせ、400軒にも及ぶ醤油工場、もろみ蔵があったそうです。そして、マルキン醤油記念館を見学。醤油作りの現代までが私でもよく理解できました。

現在島の醤油工場は、30軒あるかないかに減ってしまったそうです。その中で中小規模のところは『昔ながらの味・手作り製法』が主流です。そのうちの1軒、伝統を伝え続けるヤマロク醤油さんの工場を見学。蔵の中は、たいへんに重く湿った空気に包まれていますが、醤(ひしお)の旨味のある香りがタマリませんわ! やはり、日本人のDNAなのですね! 関東との味の違いは? と聞かれると、地域全体的に甘いと思います。旨味が濃厚なため、なおさら甘く感じるんだとおもいますね。

その旨味タップリの醤油が生み出した副産物! 丹精込め、作りあげた佃煮はまた、『本場の本物』です。炊き立ての讃岐コシヒカリと相性バッチリ!!

島の風向きが変わり、こんどはなんと! 胡麻のい~い香り!! 島の港の1つ、土庄港口になんとごま油全国トップシェアを誇るかどや製油(株)工場があったのでした。当然、早速、見学・勉強させていただきました。ここ小豆島は、季節風・天候などにより島民のみなさんは、日に2度おいしさを味わえるというわけなんですね!

反町 政広 氏 プロフィール
1981年3月武蔵野調理師専門学校卒業、同年4月東京ヒルトンホテル入社。1984年1月ホテル改称・キャピトル東急ホテル、2007年11月キャピトル閉館で横浜エクセルホテル東急へ、2008年10月パンパシフィック横浜ベイホテル東急、2011年2月高松東急イン、2012年4月名古屋栄東急イン、現在に至る。



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