2012/9/20

オリーブ栽培の発祥地「小豆島」

香川県 高松リポート高松東急イン シェフ 反町 政広

1908年(明治41年)に日本ではじめて、ここ小豆島でオリーブの栽培が始まったそうです。生産量は俄然少なく希少価値もので、毎年10月10日頃に新漬けオリーブが解禁され市場に出回ります。業務用で取扱う為にもはじめて解禁早々現地・小豆島に渡り、お話し等々を伺い、買い付けに行ってまいりました。また、私自身今まで、瓶や缶詰めのテーブルオリーブしか食していなかったので、あまりの美味しさにビックリ!!オリーブが持っている深いコクと旨味が、爽やかに口の中に広がります!このオリーブの新漬(塩漬)なるものは、収穫したオリーブを苛性ソーダで約半日渋抜きをしてから塩漬けする物だそうです。当然、ワインや魚料理と相性がバッチリでんねん。 

当然、オリーブオイルも同様です。小豆島純粋のエキストラ・バージンオイルは12月25日解禁となり、新漬けオリーブ同様に希少価値も手伝い翌年のゴールデンウィーク前後には終売となってしまうそうです。大変高価ですが、先人たちの栽培努力の結晶を感じる事ができ、非常に気品に満ちた味わいで、日本一のオリーブオイルです。もちろん!当ホテルレストランでもご提供させて頂いております。また、この商品は地元おみやげ物店・JA販売所・道の駅などで、販売されますが収穫期後製造・販売となり早期に売り切れとなってしまいます。……お気を付け下さーい!!

そして、このオリーブの葉を飼料として養殖されているオリーブハマチは、さっぱりとした風味があり、とてもヘルシー感を感じさせられるハマチでオイシイでーす。同様にオリーブ牛もあり、黒毛和牛「讃岐牛」のうち、出荷前の2カ月以上、オリーブの絞り粕の加工飼料を毎日一定量与えた牛で、脂身が甘く、とても香り高く柔らかい肉質が特徴で、これまた『ん~まいでー』

反町 政広 氏 プロフィール
1981年3月武蔵野調理師専門学校卒業、同年4月東京ヒルトンホテル入社。1984年1月ホテル改称・キャピトル東急ホテル、2007年11月キャピトル閉館で横浜エクセルホテル東急へ、2008年10月パンパシフィック横浜ベイホテル東急、2011年2月高松東急イン、2012年4月名古屋栄東急イン、現在に至る。



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