2013/7/19

調理場では誰もが主役

ロイヤルパークホテル 洋食調理部次長 松山昌樹氏 特別料理賞味会

2月21、22日の2日間、東京・中央区にあるロイヤルパークホテル20階「レストラン&バンケット パラッツオ」では、洋食調理部次長の松山昌樹シェフの初の賞味会が開催された。1日のお客さま約60人に対し、料理人は約30人。厨房の中は、熱気に包まれていた。

森道雄取締役総料理長は「入社以来ずっとロイヤルパークホテル一筋の松山が今日この日を迎えられたことが嬉しいです。飛行機に乗って遠方から来られた方もいます。本当に有り難いです」と挨拶した。松山シェフは「ここ数日は緊張と重圧で眠れなかったです。しかし、料理には全く問題ありませんので皆さまごゆっくりお楽しみください」と挨拶をした。元総料理長の嶋村光夫氏、中村学園大学の准教授三堂德孝氏も出席し、愛弟子の仕事ぶりを目を細めて見ていた。松山シェフの晴れの舞台にロイヤルパークホテルを巣立った方々も、大勢駆け付けた。

熱気に包まれた厨房
熱気に包まれた厨房
お客様へ心を込めて
お客様へ心を込めて
調理スタッフからサービススタッフへ
調理スタッフからサービススタッフへ

舞台裏の厨房では若手調理師がベテラン調理師に交じって緊張の面持ちでストーブ前に立ち、中堅調理師が進行を把握し声を掛けていた。松山シェフと同世代や年上のベテランシェフたちが最高の仕上がりをチェックし、ギャルソンに細心の注意を払って渡していた。調理スタッフとサービススタッフが一丸となってお客さまをもてなした二夜は、大盛況のうちに幕を下ろした。

<メニュー>
柔らかいアンディブのブレゼと滑らかな白インゲン豆 トリュフのアクセント
軽くスモークしたオマールブルーとグレープフルーツのジュレ ムスクランのブーケを添えて(写真1)
香り高いダブルコンソメ スクランブルエッグとトリュフのクロケット(写真2)
優しく蒸した甘鯛と生ウニの聖護院蕪包み 蝦夷鮑のコンフィ添え 色鮮やかなルッコラの
ソース
和牛サーロインのグリエ ホワイトアスパラガスのパイ包み焼き(写真3)
菜の花マスタードソース ファーストレディーのブランマンジェ
苺の王様 あまおうのデザート(写真4)
パン、コーヒー、お食事の締めくくりの可愛らしいお菓子たち

料理写真1
料理写真1
料理写真2
料理写真2
料理写真3
料理写真3
料理写真4
料理写真4

調理場では誰もが主役である。流れるようなチームワークがホテルの厨房の醍醐味だ。誰一人欠けてもその成功はなかっただろう。先人から後進へ、確かに受け継がれるロイヤルパークイズムがそこにあった。

松山昌樹シェフ
松山昌樹シェフ

松山昌樹シェフ プロフィール
1988年ロイヤルパークホテルに入社。2001年から在米国日本大使公邸やロイヤルパークホテル汐留タワー、三菱関東閣の料理長として従事し、現在に至る。


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