2016/5/10

ホテルメトロポリタン

東京北西部を代表する大型ホテルは、池袋から徒歩3分という地の利を活かし、地域密着型のホテルとして先駆者的役割を果たしてきた。都内の周辺地域だけではなく埼玉県にも多くの顧客を持ち、リピーターに愛され続けている。
どのレストランでも、どんな場面でも実践されているのは“ゲストの顔が見える料理”であること。「スタッフのことを本当に良く知っている」と慕われる井田仲弘総料理長の人柄が表れている。

井田 仲弘
井田 仲弘

総料理長 井田 仲弘
高校卒業後、都市センターホテル入社。中野サンプラザ、東京プリンスホテルなどを経て、1984年ホテルエドモントへ。2005年4月同ホテル調理部長・デリカ事業部長に就任、同年6月には取締役総料理長に就任する。2010年6月よりホテルメトロポリタン取締役総料理長に就任、現在に至る。

職人としての料理人たちの底力を伸ばす

「総合力のある、バランスの良いホテルだと思います」と井田総料理長が話すように、宴会、和洋中のレストラン、ペストリー、ベーカリーまで、全てのセクションにおけるスタッフのチームワークが自慢だ。加えて「個々の能力もあります。このホテルに着任してすぐに、底力があると感じました。だからこそ、協調してもっと力を出せるようにしたい、多くのスタッフを大舞台に出させたいと思ったのです」。
協会の総会、新年会などで見せる素晴らしい料理、パフォーマンスは、井田総料理長のその思いから随所に表現されている。「コンクールにも積極的に参加してスキルアップをして欲しい。それぞれが力をつけることは、チーム全体の確かな底上げになりますから」。
日頃から明るく、目を見てあいさつをする。常に調理場を周り、スタッフと会話を交わす。「毎日接していると、今日は何かあったかな? と、何となく分かるものです。」仕事に集中できる環境を作り出しながら、温かくスタッフを見守る。

オールデイダイニング「クロスダイン」
オールデイダイニング
「クロスダイン」
キュイジーヌ「エスト」
キュイジーヌ「エスト」

想いが一番の調味料である

「食べる相手が見えているか見えていないかで、料理は全く違ってきます。家庭料理のように、相手のことを考えて作ることが料理の原点であることを忘れてはならないのです。例えばカウンターで、ゲストの顔を見ながら料理を提供する、その一瞬一瞬を貴重だと感じることが成長につながります。ただ流すだけではなく」。

外を見ることの重要性も説く。「井の中の蛙にならないこと。魅力ある人たちと接し、会話することで、刺激を受け、感性を磨くことができます。協会の活動もそうですが、たくさんの出会いを肥やしにして、成長の糧にして欲しい。志が一緒の仲間が集まれば、一人では難しいこともなし得ます」。
自身でも門戸を開くように、総会や新年会には研修として他ホテルからのスタッフも快く受け入れてきた。
「職業を選ぶのは、人生の一番の決めどころ、勝負どころです。それを覚悟したときの気持ちを忘れないで欲しい。」一人一人と真摯に向き合う、若いスタッフともちゃんと話せば分かると信じるやさしさが、チームの士気を心地良く高めている。
 

ホテルメトロポリタン
ホテルメトロポリタン

ホテルメトロポリタン
東京都豊島区西池袋1-6-1
TEL:03-3980-1111


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